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機伝イリアス~序章~(44)

 【前回までのあらすじ】
 ゼウスはエフトグレスに対し一対一の決闘を申し込んだ。
 それを受け入れたエフトグレスは、自らの乗る機体の名を打ち明ける……



    越神機プロメテウス
 

 ゼウスが動揺するのもわかる。それは、かつて失われた神機の名前だったからだ。

 「プロメテウスは、遥か昔、その操者と共に、人の住むオケアノスの大地で行方を眩ましたはずだ…………では、エフトグレス、お前はまさか……」

 
    エフト44話


 「さあ、どうでしょうね? とりあえず、このプロメテウスは、あなた達の知る嘗(かつ)てのものより大幅に強化された……神機を遥かに越えた存在<越神機>なの」

 「えつ……しんき……」

 「そうよ。その性能は、今から見せてあげるからね。その身に、じっくりと、味あわせてあげる……あなた達を滅ぼすために、非凡なる人の物語を始め見届けるために、この紅きプロメテウスは在るのだから」

 「そうか……だが、こちらが負けるつもりはない。貴様が如何なる者で、如何なる神機を操っていようとも!」


 2体の神機は、向かい合い、距離をとって宇宙空間に静止する。
 最後となるだろう一騎打ちが始った。 


 しかし、私の願いはそこには無かった。
 なぜなら、ゼウスの勝算は絶望的である事がわかっていたからだ。ただ、私の命を捨ててでも、彼にはこの場から逃げてほしかったのだ。

 相手は、得体の知れない深紅の神機。おそらく、エフトグレスの言う通り性能はゼウスの神機より上だろう。しかも、ゼウスはクロ二ウスの戦いでエナを大きく消費している。勝ち目が無い、はじめから無理な戦いのだ。けれど、そんな私の気持ちも、言葉も、ゼウスには届かない。


ゼウスVSプロメテウス



 「いくぞ! 必ずやディスの敵をとり、デオネを救ってみせる! 貴様の野望、阻止させてもらうぞ!」


 「威勢の良い事ね。それじゃあ、手始めに踊らせてあげましょう」


 先制したのは、越神機プロメテウスだった。
 その肩部から、開戦の合図のように何かが噴出してゼウスを襲う。それはエナを使わない実弾兵器のようだった。


 

  
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機伝イリアス~序章~(43)



 【前回までのあらすじ】

 冥皇星の決戦後現れた謎の女性エフトグレス。
 彼女によって操られてしまったデオネは、無二の親友であるアフロディーテを、自らの乗る神機ヘラの銃撃で死なせてしまった。






 私のせいで、アフロディーテが死んでしまった。
 私が迂闊(うかつ)だったせいで……悔やんでも悔やみきれない。神族は、老化を防ぐ術は持っているが、失われた命を戻す術は持たない。もう二度とこの世で、アフロディーテと会う事は出来ないのだ。その喪失感は底知れ無くて、涙が出る。涙だけは操られても目を滲ませて頬を流れ落ちる。


エフトさんのコピー


 「まあ、平凡な死に方をしたけど、よく頑張ったわね。死の国でゆっくりと過ごせばいいわ」

 
 エフトグレスは、淡白な頬笑みを浮かべ、まるで本の読み手のように淡々と語る。
 それは、恐ろしく冷酷に感じた。何なんだろうこの生き物は? 神族でも人間でもない何か。


 「しかし、デオネもひどいわね。今まで一緒に戦ってきた友達の命を奪っちゃうんだから。あなたの友情ってその程度だったのねえ? 所詮は凡庸な物語の精神的関係なんて浅はかなものなんだわ……あら、悔しいの? でも、無理よ。今のあなたではその犠牲誘惑(サクリファイステンプテーション)を解く手段は皆無なのだから」


 何もできない。言葉も返せない。
 悔しい。まるで、地獄の様な苦しみだ。そんな私の苦しみを、代弁してくれるのは、ゼウスしかいない。彼は、今までに見た事も無いような怒りの表情を浮かべていた。私がどんなワガママを言っても見せた事のない憤怒の表情だった。

ゼウスの怒りのコピー


 「貴様……許さんぞ……!! アフロディーテを亡きものにし、デオネを更に苦しめる貴様を許すわけにはいかない!」

 「あら? 星を治める方が随分とお熱いことね? この程度で冷静さを失っているようでは、あなたの器(うつわ)も高が知れているわ」

 「器など関係あるものか! 守るべきものを守れなくて、蔑(ないがしろ)にされて、黙っているほど心の無い生き物など神族として失格だ!」

 「あっそう……まるで、偽善者の台詞ね」

 「……エフトグレス! 私と一対一で勝負しろ! もし、こちらが勝ったら、デオネを放してもらう!」 

 「あら? あなた、自分が今置かれている立場が、まだわかってないのかしら? こちらに指図する権利なんてないと思うのだけど」

 「お前の言う凡庸な物語ならそうだろう! だが、それを嫌うお前ならば、この話受けて立つはずだ! 不条理な要求をお前は受け入れる!」

 「へぇ」エフトグレスはにやりと笑った。
 「なかなか、洞察力があるじゃないの……わかったわ、その勝負乗ってあげるわ! 」

 「……嘘は無いな?」

 「私はそこまで狡(こす)くないわよ。……ところでゼウス。戦う前に聞くけれど、私の乗っているこの機体、何だかわかる?」

 「……見た目は神機の様だが……」


 プロメテウスのコピー



 「この機体の名は<越神機プロメテウス>! ……どう? 聞き覚えがあるでしょう?」


 「何……だと!!」
  


 その名前を聞いた、ゼウスは明らかに動揺した。
 無理も無い、その名前は古に失われた名前であったのだから。

 

【補足委員会】機伝イリアス初心者講座/最終回(言い残した事と言うよりジャンヌのぼやき中心)




    じゃぬさん




 はぁー(ため息)
 8月が終わると寂しくなる。11月は悲しくなる。2月になると鬱になる。結局1年中調子が良くないジャンヌだ。一体、私はいつになったら幸せになれるのだろうか…………運命の流れと言う物は残酷としか言いようが無い。こんな負荷をくわえるのならば、宝くじの一本も当たってほしいものだと本気で思う。切に思う。

 機伝イリアスの事も大体語ったので、これでまたブログ更新やネトゲやDSに精を出せるというものだ。(※管理人のやってたネトゲはサービス終了したメポ……)けど、ゲームはともかくブログ更新って結構大変だ。文章だでも長文になると結構神経使うし、写真乗せるのもフォトショップとかで加工をしたりするのでただ、ぽいっと乗せる事が出来ない。管理人も、「機伝イリアスはカラー絵オンリー」と言う縛りで動いてるので、その作画作業は思った以上に大変だったりする。5割以上の挿絵は時間以上かかるようで、特に人物とロボットは、下絵から線に直して、更に色を塗る工程に体力が追い付かないんだとか……とはいえ、そろそろ再開しないと年内に終わらないから、覚悟を決めてほしいものだ。
 そういえば、フィギュアもちゃんと口実通り作っていただきたい。これも年内に終わるかどうか微妙な情勢だが、何とかして奮起してもらわねばなるまい。……もっとも、(ほぼ)なにも進歩的な事をしていないニートな私が言うのも何なのだがw


 さて、ちょっと話を本題に戻そう。
 機伝イリアスにまつわるおまけコンテンツの事だ。


 今、存在するのは、各種の図鑑と「補足教会」である。
 図鑑は、キャラクターやメカ、用語等の詳細が書かれている。これらを読んでおくと本篇が一層楽しくなるハズだ。特に神機/鉄騎図鑑は全体像が載っているのでイメージがつかみやすいかと思う。(ただ、ネタバレ要素が若干あるのには注意)補足教会は、今回私がしたような初心者講座の総称だ。担当者は色々変わるし、説明の内容も毎回改訂が加えられているので、最新のものを見るのが好ましいだろう。


 質問やご意見は随時承っている。
 機伝イリアスは、世界観が壮大で独自設定が多いので矛盾点等を感じる事があるかもしれない、もしそんなことがあったら、コメントを残してくれると嬉しい。ただ、あまり内容を改定すると逆に崩れる可能性があるので、大抵は補完していく形を取る事になるだろう。「変えずにうまく埋め合わせ」が管理人のモットー……だとか。なお機伝イリアスは神々が関わっているため、現代の科学的根拠に基づかない事象(現実ではあり得ない事)が多々あるので、矛盾しているようだがこの世界的には矛盾してない事も結構あったりする。でも、気になったらコメントくださると管理人は大抵喜ぶらしい。(たまに返信が遅れる場合があるのはご勘弁ください)
 あと、新しい神機とかキャラクターを考えてくれたら、採用する事があるかもしれない。時間にゆとりがあったら試してみてくれ。ちなみに絵が書けなくても、特徴とかを書いてくれたら管理人は多分何とかするだろう。


 
 最後になるが……機伝イリアスは、まだはじまったばかりだ。
 今後の展開にどうか期待してほしい。


 ……

 ああ、ついでに私の今後の展開にも期待してほしい。
 今、聖剣フラガラックを手に入れたところだ。次は「ガブリエルブレイン」と言う物を探しに行くぞ!




【補足委員会】機伝イリアス初心者講座(地球のこと)



    ちきゅう



 どうも、いつものようにジャンヌだ。
 昼ご飯はほぼ毎日カップラーメン。しかし、金〇ゃんヌードルは昔から食べているのに飽きないから不思議だ。ハンバーガーとかもそうだけど、たまーにやたらと食べたくなる時がある。


 
 さて、今回はストーリー関係の最後の段階だ。
 ここまで、読んでくれた人で、気付いた人もいるのではないだろうか? そう、今までの内容には肝心のある物が一切語られていない……そう、「地球」だ! 機伝イリアスはイリアスが原作なのだから勿論、出ないはずが無い重要な星。だから、管理人も敢えて最後に持ってきたのだろう。


 「機伝イリアス」では、地球が誕生したのは、実はオリンポスが生まれるよりも前と言う事になっている。
 創り出したのはガイアと言われていて、パンドラと言う神(ギリシャ神話では人類最初の女性)への褒美だったと言う伝説から「パンドラの箱庭」と呼ばれる事もある。しかし、あくまでも伝説で創られた本当の理由は他にあるかもしれない。人間は、かなり初めの頃から存在していたようで、やはり地球の中で最も知恵のある生き物として文明を発達させ暮らしていた。もう1つの呼び名は「オケアノスの大地」……こちらは、ティタノマキアで敗北したティタン神族オケアノスが地球に逃げ込んだという説だが、ことらも本当かどうかは定かではない。


 最初の頃は、そのパンドラと言う神が管理をしていた地球だったが、彼女は地球の調査に出向いたきり行方不明になってしまった。その後はティタノポスの長ウラノスが管理していたが、彼は失脚。次にクロノスが継いだが彼もまたタルタロスに送られ、ティタノポスという星自体も消滅してしまった。結果、オリンポスとその指導者ゼウスが地球を管理することになったのだった。

 
 さて、この頃の地球人の文明なんだけど、実はかなり進んでいた。クロノスの管理下の下にあった時に、既に今よりもずっと科学技術が発達していて、機動兵器も持っていたし、100年くらいすると宇宙進出が始まったんだ。さあ、こうなると、神族はちょっと不安になる事が出てきた。人間が、いずれ宇宙に本格的に出てくると自分達の星(ティタノポス)に侵略してくるかもしれないと思ったんだ。だから、これを恐れたクロノスが地球に向けてある事をした……それが、かの有名な「ノアの大洪水」なんだ。強力な装置を用い、て地球上の陸地を壊滅させたこの計画で、人類どころか陸上の生命全てが滅亡した。この後、水が引いたら人や動物がまた現れるんだけど、それは、神族が研究用に捕獲していたものを地球に放したかららしい。彼等からしたら、人間は下位の存在でモルモットもたいなものだった事が伺える。そういえば、クロノスが起こしたノアの大洪水を更に壮大にした「エインシェス・ノア計画」を彼の子孫を名乗るものが起こそうとしたのはちょっとした皮肉かもしれない。


 さて、また人間は進化を始めるわけだが、なぜか、今度は前の様に文明がほとんど進歩しなかった。数万年経った序章の時点も、ある地点からぱったりと科学技術もなにもかも進歩しなくなってしまったのだ。それはなぜか? ……ここについては、今後の本編で語られるだろう。オリンポスが地球にしていたことがどこかで明らかになるはずだ。



 さて、この地球だが、なんと大きさが今の地球の約7倍もある!
 大したことないじゃんと思ってはいけない。とんでもない大きさだぞ! はっきりいって移動がとんでもなく大変だ! 飛行機使っても世界一周にとんでもない時間がかかってしまうだろう。とにかく広いと言う事は、ストーリーにも関係してくるだろうから知っておいてほしい。


 
 説明は以上。
 ちなみに地球が舞台にになるのは第一章からだ。地上戦がメインになるので楽しみにしていてほしい。
 
 

 さて、次回はいよいよ最終回。
 他に言い残した事を放したいと思う。読んでね!
 

 





 

【補足委員会】機伝イリアス初心者講座(序章ストーリー解説)


     ダイジェスト



 
 今日は、ヨガに挑戦したジャンヌだ。
 1時間半はけっこう疲れる。しかし、何だか健康になったような気がした。


 さて、今回は忙しい人の為の序章のストーリー解説だ。
 そんなに長くないのでサクッと呼んで最新話に備えてくれ。


 序章は、前回に述べた「ティタン亡霊戦争」の最後に当たる、冥皇星での決戦の前から始まる。
 オリンポスが新生ティタン統合軍の野望を打ち破り遂に彼らの本拠地まで追い詰めたところからだ。


 オリンポスは、星ごとワープして、冥皇星近海の宇宙まで出向いた。そして、ゼウスは艦隊を率いて冥王星に更に接近する。主人公であるデオネも、この中にいた。
 
 対して、ティタン統合軍は、無人兵器を大量に冥皇星周辺に配置し、待ちうける。勿論、その中には、数少ない生き残りの兵士や幹部など神族の乗る機動兵器も数多くいた。

 心あるゼウスは、彼らの命を無作為に奪うまいと、本体で陽動をしかけて、自らと、デオネ、アフロディーテで、死角から冥皇星を奇襲し、早期に戦いを終わらせようとした。これに用いたのが、神機ゼウスの持つ「雷鼎(らいてい)」だった。ティタンの幹部ガシュタリオがそれに気付き、彼らの元に向ったが退けられ、ゼウスの雷は、冥王星の表面に穴を開ける。これで、内部侵入が出来るようになった。


 しかし、ここで予期せぬ事が起こった。何と、ティタン統合軍のトップで王の様な存在であるクロ二ウスが自ら神機クロノスⅡを駆り、本体の前に現れたのだ。この奇襲でオリンポス側は大ピンチになり、ゼウス達は止むおえず本隊と合流し、クロノスと対峙した。お互いのトップが睨みあう、まさに最終決戦である。


 最初は、クロノスⅡの圧倒的パワーの前に、身動きが取れなかったデオネ達だったが、アフロディーテの「神神一体」(超パワーアップ)で持ち直し、最後はデオネとクロ二ウスの一騎打ちになった。勝者は、仲間の力を借りる事が出来たデオネだった。愛や友情が、孤独な固執者に勝ったのである。


 クロ二ウスが死ぬことは、ティタン統合軍の即敗北を意味していたから、戦いは終わったんだと、平和な日々が来るのだとデオネ達は思い喜んだ。しかし、それも束の間、謎の女性が、彼らの前に現れる。彼女の名は「エフトグレス」と言った。彼女は、デオネを「サクリファイステンプテーション」で操り、縛鈴(人質のこと)にした。
そして、アフロディーテは丸腰になる事を要求され、酷い事に、操られたデオネの神機ヘラによって胴体を打ち抜かれて絶命してしまった……


 ……と、ここまでが今までのお話だ。
 この続きが次回更新となるので、今までの分を読むのが大変と言う方は、これを踏まえた上で読むとわかり易いだろう。


 さて、ストーリー関係の解説は終わった……と言いたいのだが、実はもう一つ説明すべきことがある。
 それは、次回お送りしよう。
 









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